日記

対岸の火事/ギャラリーエレベーターペピン結構設計演劇公演

小倉魚町のビルと商店街を使って行われる演劇。ギャラリーエレベーターペピン結構設計演劇公演。今日、初日を迎えました。

対岸の火事

もちろん一言で言えないんだけど、本当に最高でした。

演劇には、ここまで建物やまちを外に開く力があるのかと思いました。

ネタバレになってしまいますから、具体的な事は書きませんが、まちや建物には歴史があって、もちろん人にも思い出や思いがあって、普段そういうことは意識せずに僕らはまちで暮らしているんですが、一枚めくってみたらそういう思いやいろんなものがうごめいている得体の知れない欲望の固まりみたいなのがまちの本質であり、まちはその舞台であり、そういう当たり前の事をペピン結構設計の人達は演劇という手法を通じて僕たちに示してくれたと思いました。さらに、もしかしたら起こりえるかもしれない30年先の未来まで描いてみせてくれたのです。

そして、魚町には「空間」がたくさんあるという事をペピン結構設計の人達は僕らにスマートに面白おかしく本当に鮮やかに描いてみせてくれたのでした。

中屋ビルの屋上に立って、満月をバックにそびえたつ避雷針の鉄塔を目にした時に、このまちの持っている空間資源のすばらしさを改めて認識できました。振り返ると大きな空とクロスロードのカラフルな駐車場のとなりにひっそりたってるワシントンビルの屋上のお稲荷さん。こんなまち、日本中のどこ探しても他に無いよ。

まだの方、絶対に観た方がいいです。お仕事お忙しいでしょう。家族とのご予定もあるでしょう。でもそういうのちょっとブっちぎってでもこの演劇は観てほしいなと素直に思いました。

最後に、演劇の最後に配られた脚本家石神夏希さんの「魚町の父」泣けました。
僕は懇親会の鳥松の喧噪の中で、あれ読んでほんとに涙がでてきました。(恥ずかしいから隠してましたが)

この演劇は中屋興産三番街事業部と魚町の旦那衆から、まちの人達へのちょっと早いクリスマスプレゼントだなって思いました。