2020.01.10

まちづくり

福島県国見町公有不動産再生活用プロデュース

複合施設「アカリ」を中心とした公有不動産再生活用プロデュース

・エリア再生提案 ・行政・民間事業者への事業アドバイス ・リノベーション

福島県国見町の10数年間使われていなかった元倉庫を、複合施設「Co-working & Co-learning Space アカリ」としてリノベーション、行政や民間事業者へのアドバイスを通した、エリア再生するための公有不動産プロデュースを行いました。

「Co-working & Co-learning Space アカリ」は、コミュニティスペース、図書館、イタリアンレストラン、ベビースペースなどを併設した複合施設です。

 

多様な人々がともに学び合う場として、共感できる仲間と、空間も価値観もシェアして、1人1人に灯る ”想い” を大切にする場、というコンセプトがあります。

元々この建物は、自治体である国見町が所有している公有不動産でした。駅前の一等地にありながら、古い本や資料などを保管する倉庫として使われていたのですが、その立地の良さや公園もあることから、らいおん建築事務所が、その倉庫を人が集まる拠点とし、その拠点を中心にエリア再生していくことを提案いたしました。

まずは、対象物件である元倉庫

人が集まる場にするためには、ビジネスやサービスが生まれることが大切です。そのため行政に対しては、運営を担う民間事業者の公募要件の設定、公募プロセス作りのアドバイスを行いました。そして民間事業者「家守舎 桃の音」が立ち上がりました。民間事業者には、らいおん建築事務所が公有不動産の活用事業に対するアドバイス、コンサルティングも行います。

また、一般的に、自治体の建物は自治体が自ら運営をすることが多く、今回のように、自治体の建物を、民間が運営をすることは少しイレギュラーなことでした。そこで、公有不動産において、民間事業者に活用してもらう際に必要な行政側が行うべき工事内容の設計と施工管理も行いました。

国見町で暮らす人々が、より良い暮らしができるように。

モノ(建物)のリノベーションに止まらず、コト(事業や運営)のリノベーション(既成概念に捉われず方法を考えること)に及ぶまで、提案から実施までトータルプロデュースを行いました。

そして完成したのが「Co-working & Co-learning Space アカリ」。

ひとりひとりの想いが灯る ”アカリ” として、国見町の人々の暮らしを、温かく照らしつづけています。

Co-working & Co-learning Space アカリ ウェブサイト

竣工年:
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主要構造:
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